オートバックスでタイヤを買う！交換工賃・買取・タイヤの処分は？

オートバックスは、カー用品・部品の販売と交換サービス、車検・整備を提供を中心とした店舗網を展開し、全国各地に店舗を出店しております。海外も含め644店舗の小売店舗（2018年3月末日時点）がある大規模カー用品販売店です。

カー用品の販売や車検整備のみだけでなく、板金塗装、オイル交換など油脂類・消耗品の交換、クルマの販売も行っております。

今回は、大手カー用品店オートバックスでタイヤを購入する場合の、交換工賃についてや、古いタイヤの処分費用、古いタイヤの買取りについて詳しく紹介し、お得にオートバックスでタイヤを購入する方法についても紹介します。

オートバックスで購入したタイヤの工賃は？

タイヤを購入した場合には、店頭表示のタイヤ価格の他に、古いタイヤをホイールから取り外し、新しいタイヤを組み込む「タイヤ組み換え費用」と、走行中ハンドルがぶれないようにタイヤとホイールのバランスをとる「ホイールバランス測定費用」がかかります。

また、これまで使用してきた古いタイヤを処分する際の「タイヤ処分費用」がかかります。

オートバックスでかかるタイヤ費用

タイヤ組み換え費用・タイヤ交換費用	1,080円(税込)／1本(バランス測定調整含む)
バランス測定のみ	1,080円(税込)／1本
廃タイヤ処理手数料	270円(税込)／1本

1台分のタイヤ交換費用と廃タイヤ処理手数料の合計　5,400円

オートバックスでかかるタイヤ交換作業時間

購入したタイヤの組み換え費用とバランス測定調整、クルマへの取付にかかる作業時間は60分から90分です。

土日祝日の場合混雑し、待ち時間や作業受付終了の場合がありますので、作業日時を予め予約することをおすすめします。先に、タイヤの購入を決めて後日取付るケースがおすすめです。なお、取付時間や待ち時間は、その場で確認することをおすすめします。

地域により差がありますが、オートバックスでの作業待ち時間はイエローハットより長めです。

オートバックスで購入したタイヤの工賃を安くする方法

オートバックスで購入したタイヤのタイヤ組み換え費用とバランス測定調整費用が30％引き（宮城県内）になるのが、オートバックスのメンテナンスポイントカードです。

入会金1,080円と翌年以降は継続料500円が必要です。メンテナンスカードは、オイル交換工賃やバッテリー交換工賃、タイヤパンク時の基本修理費用が無料になり、スピードガラス撥水、エンジンルーム艶出し、サイドガラス撥水、車内除菌消臭のいずれかが年に1回無料になります。

タイヤ交換工賃が30％になるのは地域限定の可能性もありますのでお近くの店舗にお問い合わせください。

タイヤ交換の際の工賃が30％引きなら、1台分のタイヤ交換費用と廃タイヤ処理手数料の合計は4,104円になります。廃タイヤ処理手数料は半額の対象になりませんのでご注意ください。

参考：オートバックス「オートバックス会員特典のご案内」

オートバックスのタイヤの買取サービスは？

オートバックスではタイヤの買取りも行っています。オートバックスグループの「セコハン市場」がオートバックスの中古・アウトレット品を販売する店舗です。全国に20店舗ありますが、東北地方と沖縄県に店舗は無く、各地域でも店舗が無い県が多くあり、地域限定となります。

セコハン市場の無い地域にお住いの方は、インターネットで宅配買取サービスが利用可能です。

インターネット上の入力フォームに必要事項を入力の上、仮査定を申し込み、仮査定に了承した際には、本査定のため品物を送付する為の梱包キットが届きます。梱包キットで発送し、買取金額に了承すれば、買取成立となり買取金額が支払われます。

買取金額に納得できない場合の返送料金はお客様負担になりますのでご注意ください。

買取の対象外となるのは、スチールホイール単体、現物を見てもメーカー名がわからないホイールや4本セットでないもの、曲がりやゆがみがあるホイールは対象外となります。

イエローハットと比較してタイヤ買取りに使用年数などの制限が無く、幅は広いですが、年数の経過したタイヤや残り溝が半分以下のタイヤに関しては値段が付きにくく、仮査定の段階で買取金額がゼロの可能性もあります。仮査定で買取金額がゼロの場合には、本査定に進めません。

オートバックス店舗でタイヤを購入しても、その場でタイヤを下取り、買取のサービスは実施していませんので、タイヤの売却とタイヤの購入は分けて考える必要があります。

オートバックスのプライベートブランドタイヤ

オートバックスで販売しているタイヤの中で、オートバックスでしか販売していないプライベートブランドタイヤがあります。オートバックスのプライベートブランドタイヤは日本国内製造タイヤです。

2019年1月現在で販売しているタイヤの中からおすすめのオートバックスプライベートブランドタイヤを紹介します。

マックスランエバーロード

オートバックスで販売している低燃費タイヤのプライベートブランドです。

新開発のエバーロード専用ゴムにより、ウエットグリップ性能を向上させ雨の日の走行も安心です。マックスランエバーロードは住友ゴム製造です。つまりダンロップと同じタイヤです。

マックスランシリーズは、国内製造で、13インチから18インチサイズまで豊富なラインナップで、軽自動車からSUV、ミニバン、大型セダン、低偏平タイヤまで幅広いタイプのクルマに対応するのが特徴です。

また、低価格のエコタイヤは偏平率65％の軽自動車やコンパクトカーの場合、速度記号は180km/hまでの「S」ですが、マックスランエバーロードは210km/hまでの「H」です。つまり、高速走行性能に優れ、ミニバンに使用してもアウトサイドの片減りの抑制に貢献します。

マックスランエバーロードの価格例

サイズ	価格(4本セット)	対象車種
155/65R13 73H	13,824円	ワゴンR、EKワゴン
155/65R14 75H	17,064円	ワゴンR、タント
195/65R15 91H	28,944円	プリウス、セレナ、ノア
205/60R16 92H	39,744円	アクセラ、セレナ、ノア
215/55R17 94V	49,680円	オデッセイ、クラウン

ノーストレック N3i

オートバックスで販売しているスタッドレスタイヤのプライベートブランドです。

「アジャストコンパウンド」と呼ばれるコンパウンドの採用により、氷上ブレーキ性能を維持しつつ、スタッドレスタイヤにありがちな、コーナリング時のふらつきを抑制しながら、ウェット路面でしっかり止まる、ウェット性能が特長です。

また、接地面の柔軟性とタイヤ全体の高剛性を同時に確立しています。

ノーストレックN3iは住友ゴム製造でダンロップやファルケンと同じです。筆者自身、ノーストレックN2を過去に使用した経験がありますが、東北の雪道や凍結路面で安心感の高い駆動力と制動力を確保していました。

ノーストレックN3iの価格例

サイズ	価格(4本セット)	対象車種
155/65R13 73H	14,904円	ワゴンR、EKワゴン
155/65R14 75H	17,064円	ワゴンR、タント
175/70R14	21,384円	シエンタ、カローラ
195/65R15	28,944円	プリウス、セレナ、ノア
205/60R16	40,824円	アクセラ、セレナ、ノア

アイスエスポルテ

オートバックスで販売しているスタッドレスタイヤの新プライベートブランドです。

効く・効きが長持ちの「発砲ゴム」を採用しています。発泡ゴムは多数の気泡により、水の膜を除去し、タイヤが小売りにしっかり密着することで優れたグリップ力を発揮するのが特徴です。アイスエスポルテは、発泡ゴムを採用ということでブリヂストンの製造です。

使用開始後も発泡ゴムは氷上性能が低下しづらく、ゴム内部の多数の気泡が、柔らかさを確保し続けます。

アイスエスポルテのパターンは、タイヤ館やミスタータイヤマンで販売しているブリザックシリーズの廉価版「アイスパートナー」と同等デザインです。アイスパートナーは、ブリヂストンのタイヤ販売店で販売し、アイスエスポルテはオートバックスで販売するブリヂストンのブラントと考えてもよいでしょう。

国内メーカーナショナルブランドタイヤの価格より安い価格で販売されているのが特長で、アジア系輸入タイヤに不安を持つ方にとっておすすめのタイヤです。

アイスエスポルテの価格例

サイズ	価格(4本セット)	対象車種
155/65R13 73H	20,304円	ワゴンR、EKワゴン
155/65R14 75H	取扱終了	ワゴンR、タント
175/70R14	27,864円	シエンタ、カローラ
195/65R15	40,824円	プリウス、セレナ、ノア
205/60R16	53,784円	アクセラ、セレナ、ノア

オートバックスのタイヤ価格は？

オートバックスで販売しているタイヤの中で、ナショナルブランドの商品の価格を紹介します。現在販売は冬季の関係でスタッドレスタイヤのみの紹介になります。

ブリヂストンVRXの価格例

サイズ	価格(4本セット)	対象車種
155/65R13	26,784円	ワゴンR、EKワゴン
155/65R14	31,104円	ワゴンR、タント
195/65R15	97,200円	プリウス、セレナ、ノア
205/60R16	136,512円	アクセラ、セレナ、ノア

ヨコハマアイスガード 60の価格例

サイズ	価格(4本セット)	対象車種
155/65R13	55,728円	ワゴンR、EKワゴン
155/65R14	57,888円	ワゴンR、タント
195/65R15	100,224円	プリウス、セレナ、ノア
205/60R16	133,920円	アクセラ、セレナ、ノア

ダンロップウインターマックス01の価格例

サイズ	価格(4本セット)	対象車種
155/65R13	24,624円	ワゴンR、EKワゴン
155/65R14	27,864円	ワゴンR、タント
195/65R15	87,246円	プリウス、セレナ、ノア
205/60R16	122,256円	アクセラ、セレナ、ノア

ダンロップウインターマックス02の価格例

サイズ	価格(4本セット)	対象車種
155/65R13	53,568円	ワゴンR、EKワゴン
155/65R14	55,296円	ワゴンR、タント
195/65R15	93,744円	プリウス、セレナ、ノア
205/60R16	132,624円	アクセラ、セレナ、ノア

一部、特売価格も含まれていますが、オートバックスで販売しているタイヤの価格は各メーカー大差ありません。比較のために195/65R15サイズをピックアップしてみても最も高価なヨコハマアイスガード60の100,224円と最も安価なダンロップウインターマックス01の87,246円で差額は12,978円です。

店頭セール価格でタイヤが安くなる ここでメーカーの差が出る

ちなみに筆者が住む宮城県内のオートバックス店舗でのメーカーブランド別の販売施策として、最大でタイヤ価格が30％割引になります。商品ブランドにより割引率が異なります。 気になる割引率は…

メーカー(商品名)	割引率
ブリヂストン(VRX2)	要相談
ブリヂストン(VRX)	20％引き
ヨコハマタイヤ(アイスガード60)	15％引き
ヨコハマタイヤ(アイスガード50＋)	25％引き
ダンロップ(ウインターマックス02)	20％引き
ダンロップ(ウインターマックス01)	30％引き

割引後の195/65R15サイズで比較すると、

メーカー(商品名)	価格差(4本セット価格)
ヨコハマタイヤ(アイスガード60)	100,224円→85,190円
トーヨータイヤ(ガリットG5)	87,246円→約61,071円(消費税と割引の関係上誤差あり)

差額は24,119円になり、割引率の有無では大きな価格差が出ます。

安いタイヤ選び　タイヤの性能にこだわったらオートバックスへ

インターネットショッピングなど通販でタイヤを安く購入を検討している方も少なくないはずです。

インターネットで販売しているタイヤは安く魅力的ですが、送料無料で販売していても、購入したタイヤをホイールに組み込まなくてはなりません。また、ホイールバランスも調整しなければなりません。

インターネットショッピングで購入したタイヤを組み換えバランスのためにショップに持ち込めば、8,000円から10,000円以上の工賃が大抵かかります。折角安く購入してもトータルでは安くならない場合もあります。また、アジア系輸入タイヤが安く販売される対象になっています。

オートバックスならインターネットで販売しているアジア系輸入タイヤに近い価格帯で国内製造タイヤ、国内メーカーのプライベートブランドタイヤが店頭で購入可能です。

タイヤ組み換え費用とバランス測定調整費用が割引になるメンテナンスポイントカードに入会することで工賃を安く抑えることができます。年会費がかかるカードですが、オートバックスを利用する方々は元が取れる内容になっています。

インターネットでタイヤを見た後に、オートバックスの店頭でタイヤの商談を進めてみることをおすすめします。

オートバックスのプライベートブランドタイヤは国内メーカーの製造品で価格がお求めやすく、おすすめです。また、通常のナショナルブランドタイヤも値引きがあり、商談の中でさらに価格交渉ができる場合もありますので価格交渉も忘れず行いましょう。