テレビ番組でも取り上げられているように、数多くの便利グッズが100均で売られるようになりました。その扱われている商品にはベビーグッズ、そして離乳食グッズも含まれています。おむつやお尻ふき、粉ミルクなどで出費が多い子育て家庭にとって、これはありがたい話です。
今回は3歳児を子育て中のママがダイソーのグッズを自分の目で見てきて、「これ、100均で買っておけばよかった」と後悔したおすすめ離乳食グッズについて、ご紹介させていただきます
「100均の離乳食グッズで大丈夫?」と考えるママさんへ
「100均が便利なのはわかるけど、赤ちゃんの口に入るものはちょっと…。だって中国製だし…。」そう考えているママさん。私も昔そう考えてベビーグッズを扱っている店やドラッグストアにある日本製のベビーグッズを買っていました。
今回この記事を書くにあたり、100均ショップ(ダイソー)の離乳食グッズを一通り見てみました。その結果、「100均の商品も案外悪くないのかな」と思い直しました。その理由は、以下の通りです。
日本製のグッズが意外と多い
離乳食グッズで私が使ったものを思いだしながら、お店の商品を見渡しました。
そうすると、意外と日本製の商品が多いことに気付きました。まな板やすりこぎ棒、製氷皿(フタ付きではありませんでしたが)。他にも、離乳食を保存する用の小さいタッパーや、食器も日本製のものがありました。
食品衛生法に適合した商品
食器や赤ちゃん用のおもちゃには食品衛生法という法律による安全基準が課されています。簡単にいうと、「食品衛生法とは口に入るものについては危険が発生しないようにしましょう」という法律です。
中国などの海外製の製品であっても、食品衛生法に適合した商品というお墨付きがあると、安心感がありますよね。
そもそも、売っているベビーグッズ自体が日本製とは限らない
私も赤ちゃんを育てている頃、「やっぱり日本製のほうが安心だよね」と考えながら育児をしていました。そんな私にとって悩みのきっかけとなったグッズ、それはマグマグ・スパウトでした。
そのマグマグ・スパウトは、哺乳瓶や離乳食グッズなどで有名な大手メーカーの商品の1つです。値段も決して安くありませんでした。子どもの離乳食のときにコップ飲みへの移行のためと何も考えずに買ったマグマグ・スパウトが、実は海外製だったのです。
フード・キャップ・アダプタはタイ製、パッキン・乳首はマレーシア製、カップだけは日本製というものでした。
当時の私は「赤ちゃんの口に入るものは安心な日本製でなくてはいけない!」と何故か思い詰めていて、買った後でこのマグマグ・スパウトを使って大丈夫かかなり悩みました。今となっては、ベビーベッドの柵のホコリとかを舐めてしまうこともある赤ちゃん相手にいらない心配事だったと笑えますが。
100均で買っておけばよかった離乳食グッズ
実際に私が使った離乳食グッズと100均(ダイソー)の離乳食グッズを比較してみました。
カッター
赤ちゃんと一緒にうどん屋さんに行く人の必携グッズ、それが「カッター」です。
でも、100均グッズは一味違います。それは、カッター機能に加え、マッシャー機能も付いていることです。そのため、例えばうどんに入っている鶏肉だってマッシャーでつぶして簡単に食べやすくすることができます。赤ちゃんも食べられることができる食材が増えるのは嬉しいですよね。
中国製というのが少し気になりますが、でもちゃんと食品衛生法適合商品と書いています。また、煮沸消毒・薬液消毒OKなので、本当に離乳食初期の5、6ヵ月の赤ちゃんでも安心して使えます。
マグマグ・スパウト
「マグマグ・スパウトって何?」って思われるかもしれません。簡単にいうと、乳首あるいは哺乳瓶からストローやコップ飲みに移行する中間の飲みだし口と思ってください。
詳しくは写真を見たほうが分かりやすいです。 何か、やかんの注ぎ口みたいになっていますよね。こうなっているものに移行してからストローやコップ飲み移行するのが赤ちゃんにとって飲みやすいそうです。(もちろん、マグマグ・スパウトを嫌がる子もいるので、一概には言えませんが。)
これ、ダイソーで見たときに、私が衝撃を受けたグッズです。だって、本来は1,300円もするんですよ。しかも、ストローやコップ飲みに移行する必須グッズというわけでもないです。実際、私がマグマグ・スパウトを使ったのも数回ぐらいだったと思います。
また、ダイソーのマグマグ・スパウトの魅力は安いだけではありません。洗うのが非常に簡単なんです。
私の持っていたマグマグ・スパウトは、
- カップ本体
- ハンドル部分
- キャップ
- フード
- スパウト
- パッキン
このようなたくさんのパーツを1つ1つ丁寧に洗わないといけません。しかも、食器乾燥機の使用は不可だったと思います。そのため、なおさら洗う手間が面倒だったのをよく覚えています。
でも、ダイソーのスパウトは、
- カップ本体
- ハンドル部分(スパウトもくっ付いています)
- キャップ
たった3つだけです。ただでさえしなくちゃいけないことが多いママにとって、洗い物が少しでも減るのは魅力的です。
食事用エプロン
「小さな子どもの食事 = 机・服よごし」といっても過言ではありません。そのため、食事用エプロンは離乳食に必須グッズです。
私が買った食事用エプロンは、長袖だと大体1,000円くらい、半袖だと大体900円ぐらいだったと思います。それが100均だと、何と100円で売っています。(100均なので当たり前ですが…。)
ダイソーのエプロンですが、表示を見ると洗濯機での洗濯OKなようです。
多少は丈夫にできているのでしょう。もちろん、食事で沢山の米粒がくっ付いてくるため、洗濯機に放り込む前には手洗い必須ですけれども。また、ホルムアルデヒドの移染を防ぐためにビニールケースに入れて売られている点も、何となく「100均だけど適当じゃないよ」という安心感を増してくれます。
私が探した中ではダイソーの食事用エプロンはノースリーブのものしかないというのが欠点ですが、それでも半袖の食事エプロンを買うのと比べればお金を大分節約することができます。赤ちゃん時代はちょっとしたことで出費がかさむので、抑えられる出費は抑えておきたいものです。
その他の離乳食グッズ
その他、挙げていったらキリがないほど、便利な離乳食必須品がありました。しかも、以下のグッズは全て日本製です。赤ちゃんのことで過敏に心配になるママさんでも安心ですよね。
まず、すりこぎ棒は離乳食初期に絶対に必須です。また、1cm刻みにメモリが付いているまな板。レシピブックに「大体このくらいの大きさで切りましょう」と書かれているものを実践できて非常に便利です。
他にも、タッパー。電子レンジOKなので、ママとパパでランチを食べに行くときに赤ちゃんの離乳食を入れていくのに便利です。驚くべきはそのサイズ。一番小さいもので70mmからありました。そんな小さいタッパーも作っているとは、カユイところに手が届いています。
私も個人的に買おうと思ったのは、フタ付きのストローカップです。
フタ付きのストローカップって意外と見ないんですよね。子どもがストロー飲みしているときに飲み物を倒してもこぼれないので、かなり重宝すると思いますよ。
最後に日本製ではないのですが、マメいすがあったのには驚きました。もちろん、値段は500円だったと思います。でも、後は机さえあれば子どもの食事タイムは100均で賄えそうな勢いに少し吹き出しました。
ぜひ買っておきたい!ダイソー離乳食グッズ
ダイソーの離乳食グッズを見ているとき、「えっ、こんな便利なものもあったの!?」と驚いたものがありました。ぜひここでご紹介させてください。
おかゆカップ
炊飯器にお米と水を入れて炊飯器に任せておけば、10倍粥、7倍粥、5倍粥が簡単に作れます。 写真で見ると結構大きく見えると思います。でも、私の家の3合炊き炊飯器でも余裕で入りました。なので、初めて子どもができたばかりの3人家族の炊飯器でも、これは使えます。
しかも、このおかゆカップの中はママのための工夫が盛りだくさんです。
- おかゆカップの底がザラザラしているのでお粥をすりつぶせる
- 計量が説明書に書いているので分かりやすい
- おかゆカップを付属スプーンの取ってに引っ掛けられるので取り出すときも熱くない
- オレンジのフタを裏返せば蒸野菜も同時に作れる
などなど。しかも、電子レンジでもお粥を作れますので、外出していてお米を炊く余裕がないときも安心です。
紙パック保存ケース
ストロー飲みに移行したばかりの頃、赤ちゃんはよく飲み物を握りつぶしてしまってこぼしますよね。でも、この紙パック保存ケースがあれば、安心です。このケースに守られるので、絶対にお茶がこぼれることはありません。
また、写真からは分かりにくいかもしれませんが、中にフタが付いています。
このフタをつけることで飲みかけの飲み物をこぼさずに持ち運ぶことができます。赤ちゃんのお茶は大体1パック3つ入りで200円弱ぐらいしますよね。その場で全て飲ませることができないからといって、毎回新しいお茶パックをあげていたらすごい出費になってしまいます。
まとめ
今回は100均ダイソーの離乳食グッズをご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
100均だからといって、甘く見てはいけません。日本製のグッズや食品衛生法に適合しているグッズもあります。また、ママの育児負担を少しでも和らげてくれるお助けグッズもあります。
「どうせ100均だから…」と思わずに、赤ちゃんのお散歩がてらお店の中を見てみてください。きっと予想外の便利な離乳食グッズと出会うことができるでしょう。