女性や主婦、子育て中のママには家の中のキッチンは重要な場所です。毎日使うキッチンが散らかっていると、料理や家事もはかどらないと思いませんか?
そしてキッチンの中で一番細かく散らかりがちな物はスプーン、フォークやナイフ、お箸といったカトラリーではないでしょうか。収納スペースも取りますし、家族が増えたり、お客様の多いご家庭ではついついカトラリー系の物が増えてしまいます。
我が家も子供がいるため、大人用とは別に子供用のスプーンやフォーク、お箸、使い捨てのカトラリーなど細かいものが多いです。
そしてそれをまとめたいのに、備え付け収納や市販のカトラリーケースは収納量が少なく、思うような形がありません。そこで自分の家に合うカトラリーケースをDIYしようと考えました。今回は100均商品で簡単に出来るカトラリーケースをDIYしたので、みなさんにお伝えさせていただきます。
カトラリーケースとは
そもそもカトラリーとはスプーンやフォークの総称です。銀や木製などの材質を問わず、西洋の食事で使うものをカトラリーと呼ぶようです。
そこでお箸は?と思いますが、和物のお箸は正式なカトラリーとは言わないそうです。しかし私たち日本人は食事で使う物を全てカトラリーと呼んでいます。その方がまとまりがあり便利ですよね。
そしてこのカトラリーを収納する物をカトラリーケースと言います。どの国でも細かいものなので、ケースや箱にしまうのが一般的なようです。
確かにそのままその辺にカトラリーを置いているお宅はあまりないと思います。カトラリーケースにも大きさや形、色など数多くあり、自宅のキッチンに合う最良のケースを見つけるのも一苦労です。
かといってキッチンや食器棚の備え付けのものは小さすぎて収まらなず、なかなかいい物に巡り会えなかったので、身近なもので我が家に合うカトラリーケースをDIYすることにしました。
備え付けのカトラリーケースの不便さ
家のシステムキッチンや食器棚にはカトラリー収納が元々備え付けられているものが多いです。
引き出しタイプのものがほとんどで一見使いやすそうですが、この附属のカトラリー収納に入れたい物が入らなかったり、始めはきれいに収納内に収まっていたが、家族が増えたり、引越しなどをして引き出しの中がカトラリーだらけになり欲しいものを探すのが大変な事があります。
広いキッチンで備え付けのカトラリー収納や大きな食器棚があれば問題ないかもしれませんが、なかなかそうはいきません。そして引き出しの中にきれいに収まる箱や、収納ケースも見つけるのは難しいです。
我が家も元々キッチンに備え付けてあるカトラリー収納も細長く、収納力もあまりありませんでした。
そこで考えたのは備え付けの引き出し収納を、逆に使わないという方法を取ることにしました。
そうすることでキッチンの引き出しは調理器具の収納、食器棚の引き出しは小皿や小鉢など他の便利な収納スペースに変える事ができて、キッチンのスペースを有効活用出来る事に気が付きました。
カトラリーケースはどこに置くのがいい?
家にたくさんあるカトラリーを見て考えたのが、カトラリーをどう収納するかの前にカトラリーケース自体をどこに置くのが一番最適なのかということ。しかしこれは家庭によって最適な置き場所は様々だと思います。
ダイニングテーブルの近くやキッチンの横など、生活スタイルに合わせるのが、一番散らからず出しやすい整理整頓ができます。
我が家では食洗機近くの食器棚が一番使いやすく、片付けやすいと感じました。
まず食洗機の近くにする事で、食器の片付けが手早くできます。また食器棚の横というポジションは小皿とお箸などを一緒にそのまま出せるので、食事の準備もスムーズに行えます。そして子供もまだ小さく手の届かない食器棚は最適なスペースでした。 しかし、そうすると思うようなカトラリーケースが見つかりませんでした。そしてないなら作ってしまおう!という事で100均で見つけることにしました。
そこでまずカトラリーケースを作ったり購入する前に、カトラリーの収納場所はどこにするのか、サイズはどれくらいがベストなのか決めておく事がポイントだと思います。せっかく購入しても入らなくて、結局使いにくい場所に置いてしまっては意味がありません。
100均でDIYするコツはキッチン用品に囚われない事
戸建、マンションになどに関わらず、食器やカトラリーは子供が居たり、お客様の多い家は必然的に多くなります。しかし全て収まるいいサイズのカトラリーがない場合がほとんどです。
そこで考えたのがカトラリーケースはしまいたい物が入ればOK!。必ずしもキッチンの収納ケースに入れる必要はないと思いました。そこで手軽に作れて、後でカトラリーが増えても対応できるケースを自分でDIYする事に。
今回は100均で見つけた簡単なもので作ることが出来ました。コスパ、作成時間ともに文句なしでした。
そして今回作ったカトラリーケースにキッチン用品はほとんどありません。主に文具用品を使用し使いやすくカトラリーケースを作ることができました。意外とDIYする時に、その場所とは全く関係のない物が便利な収納になることは多いです。
今や100均はオシャレで使いやすい物がたくさんあります。DIYする際はすべてのコーナーに目を光らせて探すのもおすすめです。
カトラリーケースのDIYで購入した商品
今回のカトラリーケースのDIYで実際に購入した商品です。今回はダイソーとセリアの商品を購入し作成しました。
- A4ジョイントトレー(深いタイプ)
- A4ジョイントラック×2個
- 下に敷くシート(自宅にあるものでも可)
- 仕切り板
- 飾りシール(テプラや手書きでもOK)
全て揃えても総額600円で完成します。もし滑り止めシートや飾りシールが自宅にありという場合は400円で大容量のカトラリーケースが作れることになります。
私は滑り止めシートは食器棚の下敷きとして使用していたものの余りがあり、シールも元々購入していた物を使用したため、400円で仕上がりました。
カトラリーケースは引き出しタイプになっているもの自体がそもそも少なく、容量の多いカトラリーケースはお値段もそれなりにするので、今回100均で揃える事ができて大満足です。ただし、このジョイントトレーとラックは人気商品のなのか、売り切れていることが時々ありますので注意してください。
100均カトラリーケースの作り方
今回は本当に簡単に短時間でできたので、作り方というほどではありませんがご紹介します。時間にすると15分程で仕上がりました。小技や難しい作業は何一つありません。本当に誰でもできます。
浅いトレーか深いトレーかで高さを調節する
しっかり敷き詰める事で仕切り板が倒れにくくなる
今回使用した仕切り板は手で折れる簡単なもの
この5ステップで完成です。
ポイントという程でもありませんが、滑り止めはゴムやシリコン製のシートタイプが仕切り板が立てやすくおすすめです。また透明のシートなら、下に柄付きの紙を入れると更にオシャレに仕上がります。
DIYしたカトラリーケースを使用してみた感想
完成した写真がこちらです。
食器棚のスペースに置いたのですが、まとまりがあり思ったよりも邪魔になりませんでした。
我が家ではこのDIYしたカトラリーの上に、附属のカトラリーケースを乗せています。ジョイントラックがA4サイズと大きめなので、既製品のケースがすっぽりと収まりシンデレラフィットしました。今回は上の1段目もカトラリーになりましたが、小皿や箱など使いやすい物を置くのもおすすめです。
普段使わないカトラリーはいつも使う所に入れてしまうと邪魔になり場所を取るので、このケースで分けることによりスッキリします。またこの引き出しに収納する事によりハウスダストや油跳ねなどからも守ってくれます。
逆にいつも使う物をここに入れると引き出しのまま出せるのでそれも便利です。ご家庭によって使い方を変えられるのも便利な特徴です。使いやすく、散らからない、掃除もしやすい、子供が触らないといい事づくしでDIYして良かったなと感じています。
DIYしたカトラリーケースのデメリット
仕分け板のジャストサイズに手間取る
仕分け板がちょうどのサイズにはまらなくて不便だった。滑り止めがある事で多少改善されます。お掃除の際はもう一度組み直す必要あり。
勢い良く引き出すと落ちる
引き出しのストッパーがないので、勢いよく引き出すと落ちるので注意が必要です。シンプルに気を付けるか、下に滑り止めを付けるのもおすすめです。
スペースを取る
A4の書類が入るサイズのため、それなりにスペースを取ります。スリムタイプの食器棚だと使いにくい可能性があります。このジョイントトレーはこの他にもすき間タイプや横型などの種類があるので、ご家庭に合った種類を選んでください。
今後追加したいアイデア
このジョイントトレーは増やす事が可能なため、今後生活スタイルに合わせて変えていきたいと考えています。
- 現在は一段だけにしていますが、今後引き出しを二段目にしその一段を小皿といつも使うカトラリーをまとめて収納。引き出しごとダイニングに出して、食事の用意をスムーズにしたいです。
- ジョイントトレーが深く高さがあるので、薄型トレーなどの中にカトラリーを入れ二重に重ねて収納しても使いやすいと思います。これならカトラリーが増えても対応できそうです。
- 一段だけ子供用のカトラリー収納のため、子供の手が届く範囲に置きたい。自分の物は自分で出せるようにしていけたらと考えています。
まとめ
今回は簡単にできるカトラリーケースについての記事をご紹介しましたがいかかでしたか?
100均で揃えられるため誰でも簡単にできます。またシンプルな形と色のため、自分だけのアレンジを加える事も可能です。カトラリーは自分で買うだけでなく、手軽なためお祝いのお返しやお土産でもいただく機会があります。
ついつい増えすぎてしまうカトラリーを簡単にまとめる事ができれば、キッチン周りもスッキリ片付いて気持ちがいいのではないでしょうか。