そもそもヒートテックとは
私は昔から冷え性の寒がりで、肌寒くなってくるこの季節からヒートテックが欠かせなくなります。冬は外出や仕事に行くのも苦痛で仕方ありませんでした。
そして、ここ何年も欠かさずお世話になっています。ヒートテックを着用するようになってからは、他のインナーが着られなくなってしまったくらいです。そんなヒートテックとはそもそもどのようなものなのかというと薄手のインナーの中に発熱、保温機能と抗菌機能を備え、生地のストレッチ性も高い万能インナーなのです。
詳しく説明すると、
- 発熱機能:人間の体から常に発散されている水蒸気のエネルギーを利用して、素材自体を暖かくする機能
- 保温機能:繊維の間にできる空気の層が断熱効果をもたらし、ヒートテック内の温まった熱を外に出しにくくする機能
- 抗菌機能:匂いを抑える機能(部屋干しでも匂いにくかったです。)
- ストレッチ機能:非常伸び縮みしやすいため、着心地がよい
他にも「形状保持」や「静電気防止」などの機能もあるようです。
素材は、
- アクリル(保温)
- レーヨン(吸湿発熱)
- ポリエステル(吸湿速乾)
- ポリウレタン(ストレッチ性)
となっているようです。改めてみると素材にこのような効果があるとはと驚かされます。こんなに優れた機能を持つヒートテックですが、向かない人、注意してほしい人もいるようです。
- 汗をかきやすい人、スポーツをする人
- 敏感肌、乾燥肌の人。(かゆみや湿疹が出やすくなる)
- 繊維にアレルギーのある方
- ヒートテックのまま就寝してしまう方
私は一度も経験した事はありませんが、友人は何度かかゆみが出たそうで着たいのに着られないと言っていました。また暖かいので普段よりも汗をかきやすくなります。
冷え性の私でも、着こみ過ぎると建物の中で暖房の効いた所に居ると汗をかく事もしばしば。またヒートテックを着用したまま就寝すると、汗をかきやすくなり、乾燥やかゆみといった肌トラブルの原因になりますので、ご注意ください。
ヒートテックの種類
ひとえにヒートテックといっても、種類がいくつかある事をご存知ですか?私は季節や、お出かけのシーンによって使い分けています。着ていく種類を間違えて汗をかくこともありますが…
- ヒートテック:一般的に言われているもの。薄くて暖かく、アウターに響きにくい。着ぶくれしにくく、薄着が好きな方におすすめ
- 極暖ヒートテック:ヒートテックの1.5倍暖かく、裏起毛になっている。冬のレジャーや外に出ることが多い際におすすめ
- 超極暖ヒートテック:ヒートテック2.25倍暖かく、極寒の日におすすめ。素材の見た目からこれ1枚で着用しても、違和感がないほどの生地の分厚さです
これに加え現在では、靴下、レギンス、タイツ、ブラトップなど様々なアイテムが存在しているので、自分にあった組み合わせを見つけることで、寒くない冬を過ごせるのではないかと思います。
冷え性で悩んでいる女性には足元もぜひヒートテックを付けて頂きたいです。冬でも足先まで暖かいです。
ヒートテックの重ね着効果とは
ヒートテックは体から発する水蒸気を利用しているので、重ね着の効果はあまりないのではないかという意見も聞いたりしますが、私個人としてはヒートテックの重ね着は暖かいです。寒がりで、冷え性の私でも雪が降っていても気にならず外に出られるくらいなので。
顔周りはさすがに寒いですが・・・。そんな私の暖かく感じるおすすめのヒートテックの重ね着方法はこちらです。
10月 | ブラトップとヒートテック(10月末頃から) |
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11月 | ヒートテックのブラトップと極暖 ヒートテックレギンス(11月末頃から極暖レギンス) |
12月~2月 | ヒートテックのブラトップとヒートテック 極暖の重ね着 極暖レギンス(トップスが超極暖の場合はヒートテックのブラトップと超極暖のみ) |
これでいつも冬を乗り切っています。ヒートテックの重ね着は暖かいと検証して、結果を出しているようです。でもあまり何枚も重ねて着ないほうがおすすめです。着ぶくれしやすくなるのと、建物に入ると汗をかきます。2枚くらいが丁度いいと思います。
ヒートテックと洋服の上手な重ね着
ヒートテックといえど、着ていく季節やシーンを間違うと寒かったり、暑かったりします。
私も過去に何度も失敗しています。寒くてもオシャレを楽しみたい!そんな私の経験を元に季節、シーン別おすすめの洋服の重ね着方法をご紹介します。ヒートテックの出番は人や地域にもよりますが、だいたい10月から3月頃ではないかと思います。
わたしはこの時期になるとヒートテックが手放せなくなります。私の季節やシーン別重ね着方法は以下の通りです。
10月(ここでは10月末ごろ)
- 長袖Tシャツ、デニムジャケット、パンツ(インナー:ブラトップとヒートテック1枚)
- 長袖Tシャツ、ストール、スキニーデニム(インナー;ブラトップとヒートテック1枚)
- 薄手ニットワンピース、レギンス(インナー:ブラトップとヒートテック1枚)
- 長袖Tシャツ、ダウンベスト、スカート(インナー;ブラトップとヒートテック1枚)
11月上旬
薄手ニット、ライダースジャケット、パンツ(インナー:ヒートテックブラトップとヒートテック1枚、ヒートテックレギンス)
トレンチコート、長袖Tシャツ、デニム(インナー:ヒートテックブラトップとヒートテック1枚)
11月下旬
ニットコート、トレーナー、デニム(インナー:ヒートテックブラトップと極暖1枚、ヒートテックレギンス)
チェスターコート、ニット、ワイドパンツ(インナー:ヒートテックブラトップと極暖11枚、極暖レギンス)
12月~2月
ダウンコート、ニット、ワイドパンツ(インナー:ヒートテックブラトップ、ヒートテック、極暖の2枚重ね、極暖レギンス)
ダウンコート、パーカー、長袖Tシャツ、パンツ(インナー:ヒートテックブラトップ、ヒートテック、極暖の2枚重ね、極暖レギンス)
この様な感じでヒートテックと洋服を冬はコーディネートしています。
そして、3月頃になるとまた10月下旬から11月上旬の服装に戻り、4月になる頃にはヒートテックはまたタンスの中へといった状態で冬を乗り切っています。またレジャーや汗を搔きそうな時は1枚すぐ脱げるカーディガンやパーカーを着ている事が多いです。
一度汗をかいてしまうと、汗が引いたときに今まで以上に寒さを感じてしまいますので、私はなるべく1枚脱げる服装をしている事が多いです。冬はンフルエンザや風邪も流行シーズンとなりますので、ヒートテックと洋服で温度調節を上手く行いましょう。
ヒートテックの重ね着とコーデ
ヒートテックと洋服の上手な重ね着とコーデをご紹介しましたが、一体どのような物なのか想像が付きやすいようここでは、コーデのポイントをお伝えします。これを見ていただければ、ヒートテックが暖かいのに着ぶくれしにくいインナーだという事も分かりやすいかと思います。こちらは季節ごとにまとめてあります。
10月下旬の重ね着コーデ
ブラトップとヒートテック、長袖Tシャツと3枚着ていますが着ぶくれ感はあまりありません。
着心地もごわごわすることなく、動きやすいです。朝晩の冷え込む日はこれに大判のストールを巻いたりしています。逆に日中や暖房の効いている建物の中で暑い場合はデニムジャケットを脱いで過ごしています。
11月の重ね着コーデ
こちらは極暖を中に着て、ヒートテックのレギンスも履いています。寒いと肩も凝ってつらいので11月頃まではできるだけ軽い着心地の服装に出来るように心がけています。
極暖はヒートテックよりも厚みがありますので、ニットやスエット素材などを組み合わせると着ぶくれしにくく、着やせして見えます。コートを脱いだらもこもこして見えるのは少し嫌ですよね。
12月~2月の重ね着コーデ
1年の中で一番厚着している季節ですが、注意したいのは寒暖差です。外の寒さとお店や建物の中に入った時の暖かさで、暑かったり急に冷えたりするので、コートはダウンコーや裏地付きのチェスターコートを着ていますが、中は1枚脱げる物か、薄手の物にしています。
ヒートテック初心者の頃にそれで風邪を引いた事がありました。超極暖など着用の際は更に薄着をおすすめします。
ヒートテック1枚でオシャレに見せるコーデ
ヒートテックって1枚で着られるの?と思う方も多いと思いますが、結論から言うと・・・ 着られます!
私はその当時勤めていた会社の制服のトップスが黒いTシャツだったため、3年程仕事終わりに予定のない日はヒートテック1枚でコーデをして通勤していました。そしてそのまま仕事着になるため寒い冬はなるべく着替えたくなくてこの方法を使っていました。
また制服が変わった際もヒートテック1枚コーデの上から制服を着るだけという状態にしていました。
注意点として、ヒートテック1枚で着用するなら下着はブラトップを使用した方が見栄えがいいと感じました。1枚コーデは本当にラクだったので、ぜひ試してみてください。
こちらはヒートテックのブラトップと極暖のみのインナーにチェックシャツを羽織っただけのコーディネートです。この上のチェックシャツのみ脱いで、制服に着替えいます。便利過ぎてくせになってしまいました。
まとめ
ここまでヒートテックの重ね着についてお読みいただきいかがでしたか?
私は毎年10月頃になると、ヒートテックを買いに行きます。そして、買い足した分3年目のヒートテック を処分しています。私が毎日着用しているという事もあるかと思いますが、3年程経つとヒートテックの生地自体が緩んできて、効果が薄くなっているような気がするので、2年サイクルで処分しています。
そして、ヒートテックは自分に合った使い方、着方をマスターすればすごく便利なインナーです。メリットデメリットも知った上で、ぜひ冬のオシャレを楽しんでください。