今やフリマアプリの代名詞とも言われるメルカリ。みなさんも利用していますか?
私は購入はもちろん、洋服や本、趣味の物から子供が使わなくなったものまで、ありとあらゆるものを出品しています。そこで一番頭を悩ませるのが送料です。メルカリはヤフオクと違って「送料込み」が一般的。
お得なメルカリ便を使っても60サイズで600円、更に送料にも10%のメルカリ手数料がかかるとなると、かなり痛い経費です。ということで今回、発送には何をを使うといいか、梱包はどうしたらいいか、といった、送料を最小限に抑える方法をご紹介したいと思います。
メッセージを明記
梱包費と送料を抑えたい方は必ず、商品説明欄やプロフィール欄に「簡易包装です」、「リサイクル資材を使用します」、「送料抑えるために小さく折りたたみます」などと明記しましょう。
余りにも汚かったり臭いがあったりする資材は論外ですが、一言書いてあるだけで、購入者も納得して購入した、ということになり、後のトラブルが防げます。商品説明欄に書き忘れてしまった場合は、発送連絡の際にその旨メッセージを送るといいと思います。
なにはともあれビニール袋
メリカリで購入すると、たまにびっくり梱包に出くわします。安く購入できたので、あまり文句も言えませんが、洋服が紙袋一枚で届くと、配送中雨にぬれたり、破けたりしたらどうなるんだろう?と思います。なので、私はとにかく何でもコレに入れています。
こちらはダイソーで購入したもの。どの100円均一でも売っていますよ。枚数もかなり入っていて、商品のサイズによって使い分けています。封筒や段ボールに直に商品を入れるよりは、まずはこのビニール一枚に入れるだけで、雨や汚れに対応でき、見栄えもいいです。
他にも空気を抜くのに使ったり、形を整えたりもできるので何かと便利です。
A4サイズ封筒に収まる商品
A4サイズの封筒に入る商品を送る時は、ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットが便利で安いです。ヤマトのネコポス便は厚さ2.5cmで195円ですが、郵便局のゆうパケットで送ると厚さ3cmで175円!一番お得です。
A4サイズは郵便局の「定形外郵便の規格内」の方が値段は安い場合があります。
ただこちら、ゆうパケットより安くなるのは、封筒などの重さを入れて100g以内という重さの上限があり、それより重いとゆうパケットより送料が高くなります。
そして、ゆうパケットですと、宛名書き不要の匿名配送で送れますが、定形外ですと自分で宛名を書かなくてはいけません。また、配送時の破損等の保証も付きません。ですので、A4サイズなら、ゆうパケットが一番オススメです。
ゆうパケット 梱包技!
3cmって意外と厚さがあり、Tシャツやタオルなどは、問題なく送れます。ただ、梱包次第で3cmを越えてしまうこともあり、なるべく空気が入らないよう気を付けて梱包しています。
私がA4サイズの商品を送る時は、まず先ほどの100円均一のビニール袋に包み、こちらも同じく100円均一の封筒で梱包するだけです。
ダイソー商品はA4封筒が13枚も入っているのでお得ですよね。
この梱包だけで今まで何か言われたことはありません。クリアファイルなど、折り曲げたくない商品を送る場合、厚紙やダンボールを切ったものを一緒に入れ、発送しています。
袋の空気、どうする?
少し厚手の物を送る時、空気が入ってしまって、サイズが微妙…なんてこと、ありませんか?
そういう時は「ジップロックに入れて、端から少しずつ空気を抜く」なんて技もネットに出ています。ただ、ジップロックって結構しますよね。なので、私は先ほど挙げましたビニールに商品を入れて、手で押して空気を出しながら、再び空気が入らないよう気を付けてテープで止めています。
大抵はこれである程度の空気は抜けます。それでも入ってしまったら、針で小さな穴を開け、空気を出し、穴をテープで止める、という方法もあります。
サイズスケール 自作しちゃおう!
Tシャツなど、畳んでも薄いものはいいのですが、少し厚さのあるシャツやスカートなど、ゆうパケットで送りたいけれど、厚さがギリギリかも?なんてものもあると思います。
以前小さ目のウエストポーチを送ったことがあるのですが、金具部分のポジションが収まりがいいと、3cmで問題なさそうですが、少しズレると怪しい…。郵便局で専用のスケールに通され、少し引っかかってしまい、「押して大丈夫です」と指で押してもらったらスケールを通り、なんとか受け入れてもらいました。
こういうのって結構ドキドキですよね。そんなこともあるので、念のためこれを使って家で測ってから持ち込んでいます。
メルカリでも手作りのスケールが販売されていたりしますが、メルカリで売るためにメルカリで買う、というのが許せなくて、自作してみました。
以前は段ボールをくり抜いただけの自作スケールを使っていましたが、何せ紙製なのですぐふにゃふにゃになってしまいました。これなら結構しっかりしています。 作り方は、いらないクリアファイルを封筒の横サイズ(上の封筒だと24cm)×ゆうパケット上限3cmに切り取ります。
クリアファイルの間に24cmより大きく切った段ボール片を上下に挟んで、切った口部分に合わせ、両面テープでクリアファイルにくっつけます。最後に切り口の部分にテープを張って補強し完成。10分ほどでできますよ。
マスキングテープなどでデコってもいいのですが、自分で使うだけなので、こんな状態です(笑) これで、ある程度のサイズは自分で判断しています。もし、入らない場合は発送サイズを見直しましょう。
宅配便コンパクト
厚手の服やハードカバーの本は、A4封筒には入らないのでゆうパケットでは送れず、重さもあるので定形外は高くなってしまします。そんな時に利用するのは宅配便コンパクトです。専用の箱代が65円に、らくらくメルカリ便の配送料が380円なので、合計445円で発送できます。宅配便コンパクトは以下の2種類あります。
宅配便コンパクト薄型は、厚紙製でマチがほとんどなく、使い勝手が悪い印象。ただ、封が閉まれば発送できるので、折り曲げてマチを作って使うこともできます。厚さがある小さい物にはい薄型BOXがいのではないでしょうか?
それよりも使い勝手がいいのは写真右のBOXタイプ。高さが5cmあるので、ゆうパケットに入らない厚さのある物の発送に重宝します。
宅配便コンパクトどこまでOK?
ちょうどこの記事を書いている時、発送が1つありました。商品は小さ目のナイロン製のショルダーバッグ。もちろん小さく折り畳むことは商品説明欄、取引メッセージにて購入された方に伝えてあります。
蓋を閉じた状態でこんな感じ。バッグのショルダー部分が浮いてしまい、かなりパンパンで横は閉まっていません。
これをギュッと押して、横をテープで止めてこんな感じ。かろうじて、箱の状態ではあります。
これを恐る恐るヤマトさんの営業所へ持ち込んだところ…受け付けてもらえました!これぐらいの膨らみなら問題なさそうです。ただ、場所によって違うかもしれないので、発送時に念のため確認してみて下さい。
軽い物は定形外郵便の規格外!
宅配便コンパクトに入らない軽い物は定形外郵便の規格外がいいです。
以前子供のサンダルを送ったことがあるのですが、サンダルは軽く250g以内だったので、340円で発送できました。これなら宅配便コンパクトより安いです。普通の靴なら重く宅配便コンパクトには入らないので、メルカリ便で送った方が安いです。
下の表を参考にしながら、商品によって一番安い発送方法を選ぶといいと思います。
梱包時の重さ | 料金 | 備考 |
---|---|---|
150g以内 | 290円 | 厚さ3cm以内ならゆうパケットの方が安い |
250g以内 | 340円 | 厚さ3cm以内ならゆうパケット、それ以上なら安い |
500g以内 | 500円 | 宅配便コンパクトに入らないサイズなら安い |
1kg以内 | 700円 | 60サイズならメルカリ便の方が安い |
2kg以内 | 1020円 | 120サイズ以上なら安い |
ただ、定形外ですと匿名配送ができず、宛名は自分で書かなくてはいけません。また、保証も付かないので、壊れ物や高価な物には向きません。
段ボールで送る場合はどうする?
メルカリで壊れやすい物を発送する際、やはり必要なのが段ボール。
お店で売ってもいますが、商品に合うサイズの段ボールを探すのも苦労ですし、そこにお金をかけるのも…と思いませんか?
ほとんどのメルカリ購入者が、「スーパーやドラッグストアのリサイクル段ボールでの発送に抵抗はない」と思っているようです。ですので、段ボールは買わず、スーパーなどでもらってきましょう。
ただ、野菜や果物の入っていた段ボールは汚れていたり、臭いが付いていたりするので避けた方がいいですね。オススメはお菓子や飲料が入っていた段ボールです。
ただやはり、貰える段ボールも、送りたい物に合うサイズは中々ないですよね…。
そういった場合は、工夫して工作しちゃいましょう。食器などの陶器類を送る場合は、サイズが合う方が壊れにくくなり、送料も抑えられるし、一石二鳥です。 まずは、段ボールを貰ってきます。写真はお醤油が入っていた段ボール。
右の写真のように、中を見ると継ぎ目があるので、そこから切ります。ハサミでも切れますが、カッターを使った方が見た目は綺麗です。ただ、段ボールは厚いので切る時は怪我をしないよう気を付けて下さい。そして発送する物のサイズに合わせて切ったり、カッターで内側から折り目を付けたりします。そして組み立てるとこんな感じ。
せっかく分解したので、組み立てる時に表と裏を逆にしました。これでお醤油の文字は見えなくなりました。なかなか60サイズの段ボールはありませんが、これでサイズもぴったり。買った段ボールのように綺麗ではないですが、購入した方も多少は理解してくれるはず。
少し手間はかかりますが、工夫して送料を抑えましょう。
できるだけ郵便局・営業所で発送 伝票チェックも忘れずに!
コンビニは至る所にあり、夜間や休日でも空いているので、発送の際に利用したくなりますが、なるべく郵便局やヤマトの営業所で発送しましょう。
受付の店員さんが慣れておらず、大きいサイズ指定のまま高い料金で発送される場合があります。絶対問題ないというサイズならいいですが、ギリギリの場合は窓口の方に測ってもらった方がベターです。
そして、サイズ計測後はどのサイズで発送になったか、必ず確認しましょう。 以前、ギリギリ下のサイズで収まるかな?と思って持ち込み、伝票のサイズにチェックがされていない状態で家に帰りサイトを確認してみると、上のサイズで発送されていた、ということが何度かありました。
たかが100円ですが、もったいない…。 それから必ずサイズ欄を確認するようになりました。
先日も、ギリギリサイズを持ち込んだところ、いつもなら「60サイズですね」など計測サイズを伝えてくれるのに、その日は何も言われず、伝票を見ると上のサイズにチェックされていました。
気が付いて慌ててテープを借り、ほんの少し袋を小さくして発送したのですが、ちゃんとチェックしなくては、とつくづく実感しました。
サイズを甘く計測してくれる方もいますが、最近は配送業者さんも大変なようで、たった1cmでも厳しく計測する方もいます。送料を抑えるために最後の確認は自分でしっかり、忘れずに!
まとめ
メルカリのおかげで、不要なものを簡単に必要な方に譲れ、誰でも簡単にお小遣い稼ぎができるようになりました。とてもありがたいことだと思います。
ただ、「知っている」と「知らない」では積み重ねる内に大きな差が生まれます。発送時のお得な技、便利な技を使いこなして、みなさんも少しでも利益UPを目指しましょう!