au損保の自転車保険「Bycle」は、携帯電話などの通信業者で有名なauで損害保険を取扱うau損保が販売している保険商品です。auユーザーはauIDでかんたん決済可能ですが、ドコモユーザー、ソフトバンクユーザーでもauの通信機器をご利用でない方々も加入可能で、保険料に違いはありません。
au損保の自転車保険「Bycle」の特徴
au損保の自転車保険「Bycle」は、本人のみの契約から家族まとめての契約など必要に応じて補償の範囲を選ぶことができ、本人タイプの契約の場合月々360円から加入が可能です。
個人賠償責任補償は、すべてのコースで保険金額2億円以上です。ブロンズコースで最大2億円、シルバー・ゴールドコースなら最大3億円で、これまでの自転車事故による高額賠償額を大幅に上回る安心の補償内容です。
さらに、au損保が相手側と解決に向けて交渉する示談代行サービスも付帯します。
自転車ロードサービス付き
サイクリング中に突然のパンク、買い物に出かけた先でチェーンが外れて自分で修理できず走行不能になった場合には、自転車ロードサービスカーがご希望の場所まで搬送します。24時間365日トラブル現場に駆けつけ自転車を搬送します。
自転車ロードサービスを受けることができる条件は、自宅から1km以上離れている場所トラブルが発生した場合で50kmまでの距離を無料搬送します。
全国ほとんどの地域でサービスが受けられますが、淡路島、佐渡島などの離島ではサービスが受けられない地域もあります。自転車ロードサービスは、本人タイプ、家族タイプで年4回まで利用可能です。保険期間が2年の契約の場合は1年目、2年目それぞれ4回ずつ最大8回利用可能です。
あいおいニッセイ同和損保のネットワークで安心の事故対応力
au損保はあいおいニッセイ同和損保とKDDIの共同出資により設立された損害保険会社のため、両社の経験と実績を取り入れています。
au損保の社員が、全国のあいおいニッセイ同和損保の損害サービスセンターの一部に駐在し事故対応に備えています。事故受付から保険金の支払い手続きまで、お客さまからのお問い合わせやご相談の全てを専任担当者が親切丁寧に対応しています。
事故のご連絡はインターネットでも電話でも24時間365日受付ているので安心です。
au損保の自転車保険「Bycle」の保険料は?
au損保の自転車保険には、本人タイプ、家族タイプ、本人親族タイプがあり、コースにはブロンズコース、シルバーコース、ゴールドコースがあります。本人親族タイプは配偶者を対象外とするタイプで配偶者がいない場合は、本人親族タイプを選択することで保険料を節約できます。
Bycle Bestは、部活やアウトドア、自宅などでのケガも補償するなど補償範囲が広くなります。
Bycle保険料一覧
Bycle Best保険料一覧
au損保の自転車保険「Bycle」の補償内容は?
au損保の自転車保険「Bycle」には、ブロンズコース、シルバーコース、ゴールドコースの3コースがあります。
ブロンズコース
- 死亡、後遺障害:250万円(自転車事故の場合500万円)
- ヘルメット着用中死亡:100万円
- 入院保険日額:入院1日に付き4,000円(自転車事故の場合8,000円)
- 手術保険金:2万円または4万円(自転車事故の場合4万円または8万円)
- 個人賠償責任:2億円
- 示談代行サービス
- 自転車ロードサービス
シルバーコース(ブロンズコースからの追加補償部分)
- 死亡、後遺障害:400万円(自転車事故の場合800万円)
- 入院一時金(3日以上の入院) :2万円(自転車事故の場合4万円)
- 入院保険日額:入院1日に付き6,000円(自転車事故の場合12,000円)
- 手術保険金:3万円または6万円(自転車事故の場合6万円または12万円)
- 通院保険金日額:1,000円(自転車事故の場合2,000円)
- 個人賠償責任:3億円
ゴールドコース(シルバーコースからの追加補償部分)
- 入院一時金(3日以上の入院):5万円(自転車事故の場合10万円)
- 通院保険金日額:2,000円(自転車事故の場合4,000円)
- 法律相談費用:5万円
- 弁護士費用等:300万円
シルバーコース以上では、支払われる保険金の金額が増額され、個人賠償責任は3億円になります。さらに、ゴールドコースでは、法律相談費用と弁護士費用が追加されます。
au損保の自転車保険「Bycle」はこんな方におすすめ
au損保の自転車保険にはすべてのコースにロードサービスが付いています。個人賠償責任も2億円と高額賠償にも対応可能です。
- 毎日自転車を使い、買い物や通勤通学に使用する方
- 定期的にサイクリングを楽しむ方
- 家族が多く、自転車を利用する家族が多い方
- auの携帯電話を持ち保険料を簡単に決済したい方
上記にあてはまる方々にはおすすめの自転車保険です。
保険料は、他の自転車保険を取り扱う保険ショップよりも高めです。他の保険ショップで取り扱う自転車保険の個人賠償責任は1億円で、au損保の自転車保険の半額になります。
家族で加入の場合は、他の保険ショップの自転車保険の保険料の約2倍に相当しますが、補償額も2倍で、自転車ロードサービスが付きますので、自転車を毎日利用する方や、家族が多い方にとっては補償が厚くおすすめです。
自動車保険や火災保険にも個人賠償特約や自転車事故特約があります。これらの特約の多くは、個人賠償責任は1億円です。
au損保の自転車保険「Bycle」の注意点は?
au損保の自転車保険は、すべてのコースで個人賠償責任は2億円以上です。
加入する場合は、ブロンズコースで十分です。シルバーコース以上の内容は補償が手厚くなっておりますが、生命保険等加入している場合には、生命保険のケガによる補償を利用でき、現在の生命保険の内容であれば、入院一時金は1日から支払われます。
自宅から半径1km以内がメインの行動範囲で、毎日自転車を利用することがない場合には、ロードサービスも機能を発揮せず、保険料が高額に感じることになります。そのため、au損保の自転車保険は不向きで、保険料を極力抑えた保険に加入することを推奨します。
au損保「Bycle」の口コミ・評判
自転車保険には今まで加入したことがなく、仕組みもわかりませんでした。近所の自転車屋で勧められて、自転車を購入した時に、初めて自転車保険に加入しました。正直、自転車には必要ないかなと思いましたが、毎日乗るものなので念のためという気持ちで加入しました。まだ、保険を利用するようなことはないのですが、万が一に備えるという意味では入ってよかったかなと思います。
本人・親族タイプのシルバーに3年ほど前から加入しています。他と比較し高齢の母親と合わせ、補償が手厚いかと思い選びました。2017年末に母親が自損で転倒し軽い怪我(5日通院)を負い保険給付を申請しました。手続きは簡単でスムーズで、医療機関の領収書と診療明細、自転車の写真と申請書類で完了しました。目撃者という欄がありましたが、事後に確認した自分(家族)の署名でOKでした。比較候補のひとつにお奨めできる保険だと思います。