日本コープ共済生活協同組合連合会で加入できる自転車保険は、個人賠償責任保険を特約する方法で自転車事故に対する保障をプラスする契約方法です。
コープ共済の個人賠償責任保険は、単独では加入することはできません。各種医療保険等への特約として加入が可能です。コープ共済の個人賠償責任保険の引き受け幹事保険会社は共栄火災海上保険株式会社が担当しています。
コープ共済の個人賠償責任保険は自転車事故で加害者になった場合にも対応可能で、自転車保険として加入することが可能です。
コープ共済の個人賠償保険の加入方法やコープ共済の個人賠償保険の加入におすすめなタイプはどのような人か?保障内容及び保険料、気になる加入方法について詳しく解説します。
コープ共済の個人賠償責任保険の特徴
月々の保険料は140円で保障額は最高3億円と安心の内容です。また、示談交渉サービスが付いています。
個人賠償責任保険は、1世帯の1人が加入すれば、子供も含めて家族全員を保障する保険です。日常生活の中で、事故や他人にケガを負わせたり、他人の物を壊したりしたことで法律上の賠償責任を負った場合に、1事故につき最高3億円を上限として保険金を受け取ることができます。実際の損害額に基づき損害額を補償します。
支払い対象の事例
- 友達とキャッチボールをして他人の家のガラスを破損させてしまった
- 自転車で歩行者にぶつかってケガを負わせてしまった
- 誤ってベランダから物を落として通行人にケガをさせてしまった
- クサリに繋いでいた犬の首輪が外れて通行人にかみつきケガをさせてしまった
- 買い物中、商品を誤って落としてしまった際の損害金
- アパートで誤って水漏れを発生させてしまい下の階の住人に被害を与えてしまった
支払いの対象にならない事例
- 他人から借りたもの、預かりものに対する賠償責任(レンタルDVDなど)
- 仕事中にその業務の遂行に起因する損害賠償(業務上の責任は会社が関わるため)
- 駐車場でキズをつけたなど車やバイクに関する賠償責任(自動車保険のため)
- 同居している親のメガネを壊してしまった場合(家族同士の損害は対象外)
- スポーツの試合中にケガをしてしまった(スポーツ傷害保険等)
さまざまな、事例での支払い対象になりますが、「個人」が「他人」に対して損害を与えた場合が支払の対象となり、法律上の損害責任が発生しないと保障の対象になりません。
コープ共済の個人賠償責任保険の加入方法は?
コープ共済の個人賠償責任保険は、単体での申し込みは出来ません。コープ共済で募集している医療共済「たすけあい」のコースに特約として付帯することになります。
2019年1月時点の募集中のコースは下記の通りです。
- ジュニア20コース
- 女性コース
- 医療コース
- ベーシックコース
- プラチナ85
- あいぷらすゴールド85 3型・5型
現在、コープ共済のいずれかの「たすけあい」に加入している場合には、月々140円をプラスするだけでコープ共済の個人賠償責任保険に加入することができます。年間1,680円のプラスで、家族全員が自転車事故やケガ、他人へ与えてしまった損害責任を保障してくれます。
コープ共済の「たすけあい」に加入していない場合
コープ共済のいずれかの「たすけあい」に加入していない場合には、個人賠償責任保険単体での加入はできませんので、他の自転車保険を検討することをおすすめします。最も掛け金の安い医療保険に加入して個人賠償責任保険に加入すると、
コース:V1000コース(掛金 1,000円/月)
- 入院日額:2,000円
- 手術:内容により1万円/2万円/4万円
- ケガによる通院:日額1,000円
- 病気死亡:10万円
- 事故死亡 60万円
上記内容に個人賠償責任保険を140円でプラスして1,140円が毎月の掛け金になります。年間では13,680円と他の自転車保険と比較して4倍ほどの金額になります。また、医療保険の保障については加入している本人のみです。
この機会に医療保険とセットで加入を検討する場合、医療保険の内容を充実させなければなりません。先進医療特約を付帯するV2000コースと「あいぷらす」のセットがおすすめです。
コース:V2000コース(掛金 2,000円/月 先進医療特約付)、あいぷらす(掛金 2,250円円/月 生命保障500万円)
- 入院:日額5,000円
- 手術:内容により2万円/4万円/8万円
- ケガによる通院:日額1,500円
- 病気死亡:510万円
- 事故死亡:610万円
上記内容に個人賠償責任保険を140円でプラスして4,490円が毎月の掛け金になります。自分に不足だった医療保険に加入し、個人賠償責任保険をプラスする場合には、このような加入方法もおすすめです。
コープ共済の個人賠償責任保険の申込み方法・窓口は?
コープ共済の個人賠償責任保険を付帯できる医療保険「たすけあい」に申し込むことが出来るのはコープ共済取り扱い生協の組合員になる必要があります。生協の加入については、出資金の支払いが必要となります。
加入できる方の範囲は、契約者は生協の組合員または組合員と同一世帯の20歳以上の方が対象です。
被共済者(保障対象の人)は、契約者本人、配偶者、生計を共にする2親等以内の親族で、配偶者は内縁関係も含み、別居中でも別居の未婚の子供なら保障の対象になります。対象年齢は0歳から64歳までが医療保険「たすけあい」の対象年齢です。
65歳以上の場合には、「あいぷらすプラチナ85」で保障を継続するか、一生涯保障が続くコースを選択しておくこともできます。
加入手続きの流れ
- 加入申込書は、お近くの生協窓口に申し出頂くか、インターネットで資料請求が可能です
- コープ共済に加入するには、居住地域の生協の組合員になる必要があり、近所の生協にで組合員になりましょう
- 加入申込書を近くの生協の窓口に提出します。加入申し込み手続きが完了しましたら、初回掛け金口座振替のお知らせが郵送で届きます
- 初回掛け金の振り替えが完了後、保障の開始となり、共済証書が届けられます。個人賠償責任保険は、初回掛け金が振り返られた日の翌日からの保障開始となります
コープ共済の個人賠償責任保険はこんな方におすすめ
コープ共済の個人賠償責任保険は、現在生協の組合員であり、コープ共済の医療保険に加入している方におすすめです。
個人賠償責任保険を特約として月々140円で付けることができます。個人賠償責任の保障額は3億円のため、自転車事故のこれまでの高額賠償の判決例では1億円未満のため、十分な保障内容です。また、自転車に乗っていない時の個人賠償責任も幅広くカバーしてくれるので安心です。
- 家族にコープ共済の医療保険に加入している方がいる方
- コープ共済に加入している方で、子供が引き起こした事故や子供が他人に損害を与えた場合の保障を考えている方
- 新たに医療保険を追加したいと考え、自転車保険にも備えたいと考えている方
上記にあてはまる方々にはおすすめの個人賠償責任保険(自転車保険)です。
コープ共済の個人賠償責任保険の注意点は?
コープ共済の個人賠償責任保険は単体での申し込みができず、コープ共済の医療保険等に加入していなければ付けることができません。
個人賠償責任保険の為だけにコープ共済に加入するのであれば、支払う掛け金が、他の自転車保険を取り扱う保険会社よりも高くなりメリットはありません。
申し込み方法は、インターネットで資料請求は可能ですが、生協の窓口に申し込む必要があります。インターネットコープ共済の加入申し込みと生協への加入ができる地域もありますが、申し込めない地域も多くなっていますのでご確認ください。
また、月々の支払になり、1年分まとめて支払ったり、コンビニでの支払、クレジットカードでの支払いは出来ません。掛け金の支払は、口座振替のみとなります。また、掛け金の振替日は各生協により異なります。
コープ共済 自転車保険(個人賠償責任保険)の口コミ・評判
最近は自転車での事故の際に多額の損害賠償金が発生したりすることが増えてきているため、万一事故を起こしてしまうといけないと思い利用しました。保険料も安く保証も良かったです。コープ共済はCMでもやっているし、利用している人が多いかなと思い加入しました。事故は起こしていないですが、お守りとして今後も利用し続けたいです。
コープ共済の自転車保険を選んだ理由は、コープ共済の「たすけあい」に入っていたことです。特約をつければOKで月額が140円と安かったことも決め手のひとつです。また、1世帯に1人加入すれば家族全員保障されるというのも大きかったかも。そうこうしているうちに、小6になる息子が自転車を飛ばして転倒事故を起こしてしまいました。まあ自損事故なので、自分がケガを負って自転車に傷を負わせただけで済みました。申請すれば、医療費も出たと思います。ただ、子供医療費の少額で済んだので、今回は申請せずに済みました。
こどもが中学生になり、行動範囲が広くなってき、自転車を利用した活動が増えてきました。自転車で出かけた際に、歩行者にぶつかったなどの賠償問題が起きた時の備えをしなければと思い、自転車事故もカバーする個人賠償責任保険に入りました。コープ共済のたすけあいに入っていないと申し込みはできないみたいなのですが、月々の掛け金が比較的リーズナブルだということ、自転車以外の案件も幅広くカバーしている点がいいです。