損保ジャパン日本興亜では、自動車保険や火災保険に加え、サイクル安心保険と呼ばれる自転車保険も取り扱います。
サイクル安心保険は、正確に言うと全日本交通安全協会が創設した自転車会員向けの保険制度で、その幹事引受保険会社が損保ジャパン日本興亜になっています。
申込み前に自転車会員になっていなくてもサイクル安心保険に申込みいただくことで、自動的に自転車会員に入会する内容になっていますので改めて加入の必要はありません。損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険の補償内容や保険料、補償プランについて詳しく解説します。
損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険の特徴
損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険は、賠償のみのプランA、個人補償が加わるプランB、家族補償も加わるプランCの3つのプランがあります。
いずれのプランも賠償責任は1億円で、示談交渉サービスが付きます。個人補償では、本人に死亡・後遺障害保険金が1,000万円(家族は750万円)補償され、自転車保険の中ではトップクラスの個人補償内容が特徴です。
気になる保険料は、年間1,230円(Aプラン、web申込み)からで1か月あたり109円からの加入が可能です。
サイクル安心保険には、年齢制限がありません。他の自転車保険で補償対象外の70歳以上の方も加入できるのが特徴です。
インターネットで簡単に申し込む事が可能です。また、クレジットカードを持たない方など口座振替を希望する方のために郵送で申し込むことも可能です。郵送で申し込むためにはパソコンかで郵送申し込み用の用紙、封筒をダウンロード、印刷する必要があります。
サイクル安心保険の事故受付は24時間365日
事故のご連絡は電話で24時間365日受付ているので安心です。
受け付けの際にはサイクル安心保険を利用していることをまずお伝えください。自転車保険の事故対応受付を24時間365日行う保険会社は限られています。早急な対応を希望する方におすすめです。
損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険の保険料と補償内容
損保ジャパン日本興亜の自転車保険サイクル安心保険には賠償のみのプランA、個人補償が加わるプランB、家族補償も加わるプランCの3つのプランがあります。各プランに共通しているのは、リーズナブルな保険料で個人賠償責任の補償額は1億円が補償されます。
プランA(賠償のみプラン)
自転車事故賠償責任 (国内事故のみ/示談交渉サービス付) | 1億円 |
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死亡、後遺障害保険金額 | なし |
入院保険金日額(180日間) | なし |
年間保険料 | web申込み1,230円/郵送申し込み1,430円 |
プランB(個人補償プラン)
自転車事故賠償責任 (国内事故のみ/示談交渉サービス付) | 1億円 |
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死亡、後遺障害保険金額 | 1,000万円 |
入院保険金日額(180日間) | 2,000円 |
年間保険料 | web申込み2,650円/郵送申し込み2,850円 |
Cコース(家族補償プラン)
自転車事故賠償責任 (国内事故のみ/示談交渉サービス付) | 1億円 |
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死亡、後遺障害保険金額 | 1,000万円(家族は750万円) |
入院保険金日額(180日間) | 3,000円(家族共通) |
年間保険料 | web申込み4,380円/郵送申し込み4,580円 |
損保ジャパン日本興亜の自転車保険サイクル安心保険加入にあたり、おすすめのプランはAプランです。
重視するのは個人賠償責任1億円です。自転車事故で加害者になった場合相手への保障が最も重要になります。自分自身のケガや入院、手術の際の保険金ももちろん重要ですが、加入している生命保険や傷害保険で賄うことが可能になります。
個人補償プランや家族プランの手厚い補償内容は魅力的ですが、ご自身で加入している生命保険や傷害保険の加入状況をもう一度確認してみることをおすすめします。
また、損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険では、自転車による事故のみが補償されます。子供がキャッチボール等でガラスを破損させてしまったり、マンションで水漏れを起こしてしまい、階下の他人の部屋に浸水させてしまった場合など自転車以外の個人賠償責任については補償の対象外です。
自動車保険や火災保険にも個人賠償特約や自転車事故特約があります。
SBI損保の場合、自動車保険に自転車事故特約を付けると3,650円加算されます。3,650円で家族全員分の自転車による事故を補償可能で、損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険よりも安い保険料になります。
また、楽天損保のサイクルアシストならファミリープラン基本タイプ5,630円(1年間契約)で加入可能です。
損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険はこんな方におすすめ
損保ジャパン日本興亜の自転車保険サイクル安心保険は、すべてのプランに個人賠償責任1億円の補償が付き、高額賠償にも対応可能です。
過去の自転車事故による高額賠償例は、1億円未満ですので十分対応が可能と考えられます。また、サイクル安心保険には、年齢制限がありません。70歳以上の家族が居る家庭にもおすすめです。
- 極力自転車保険の保険料を抑えたい、しかし最低限の補償内容は確保したい方
- 本人だけとりあえず自転車保険に加入したい方
- 70歳以上で自転車保険に加入したい方
- 自動車保険の特約や火災保険、クレジットカード等の特約に加入していない方
- 自転車保険の義務化対象の自治体でとりあえず自転車保険に加入したい方
上記にあてはまる方々にはおすすめの自転車保険です。
損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険は、自転車乗車時以外の個人賠償責任には対応しておりません。サイクル安心保険にプラスして自動車保険の自転車特約や個人賠償責任特約に加入をおすすめします。
または、自転車乗車時以外の個人賠償責任に対応した自転車保険を選ぶことが大切です。
自転車保険の義務化対象の自治体でとりあえず自転車保険に加入したい個人の方、他の自転車保険に年齢制限があり70歳以上でも加入した方におすすめの自転車保険です。
損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険の加入方法は?
損保ジャパン日本興亜のサイクル安心保険と全日本交通安全協会の自転車会員へ同時申込みになります。
インターネットでのクレジット決済による申込みと、パソコンで必要書類をダウンロードして郵送する口座振替で申し込む方法があります。
申込み可能な契約者は、20歳以上の個人の方です。中学生や高校生はスマートフォンを持っていても申込みできません。未成年の場合には親が申し込みます。被保険者となる方に年齢制限はありません。 損保ジャパン日本興亜の自転車保険サイクル安心保険は、申込みと決済が終わればすぐ保険がスタートするわけではないことも注意が必要です。
毎月の締日が5日と20日で、5日の場合は、サイクル安心保険補償開始日は当月15日からになります。保険料の支払いは、口座振替の場合翌月27日です。20日の場合は、サイクル安心保険補償開始日は翌月1日からになります。保険料の支払いは、口座振替の場合翌々月27日です。
翌年以降は、自動継続になります。事前に自動継続の旨の案内は郵送されますが、なにもしないと自動継続になり、保険料はクレジットカードまたは口座から支払われます。
不要になった方は、不要になった時点で解約することをおすすめします。未経過部分の保険料が戻る場合があります。
損保ジャパン日本興亜「サイクル安心保険」の口コミ・評判
通勤で使用するようになり、万が一の為に入った自転車保険でしたが、入っていて正解だと思いました。事故にあったわけではありませんが、危ない経験は何度もしていますし、保険料も高い訳ではありません。自転車は、免許も必要ありませんし誰でも気軽に乗れる乗物です。その分、危険なことは多いと思いますし、家族のことを考えると必要だと思います。
家族全員分を保険ででまかなえるのが良いです。主人がロードバイクの趣味を持っていること、また私が子供を自転車に乗せて出掛けることが多いのでいざというときの為に加入しました。説明がとても分かりやすかったのと、大手保険会社ということで安心して加入することができました。webからの申し込みだと200円安くなるのでweb申し込みにしました。子供が大きくなって自分で自転車に乗るようになってからも必要な保険なので継続する予定です。